京成立石駅高架化工事(1) (2024/11/30)

京成押上線は、京成立石駅付近の高架化工事を進めているが、このほどようやく目立った動きが見えた。
2024年11月30日に、下り線が仮ホームへと切り替わることとなった。
数年前から工事はしていたものの、最初の線路切り替わりまで結構な時間を要した。
9月には、仮ホームを歩けるイベントをあったが、自分は残念ながら入ることはできなかった。
工事切り替え前後の様子をレポートする。
1.切り替え前 2024年11月23日


1つ前の四ツ木駅の青砥方は、線路の切り替わり部なので、ホームの余白が切り掛けられている。


現在のホームは相対式ホームだが、仮設ホームは島式ホームとなる。
現行の下りホームの壁の向こうに仮設ホームが作られている。
上りホームへの階段もあったが、現在は閉鎖されている。
コンコースは地下にあるが、ホーム切り替え後も階段は変わらずに使用される。

1つ先の青砥駅は、上下2層の高架駅だが、線路が上層・下層に分かれる少し手前で仮線路との切り替わり部となる。
2.切り替え後 2024年11月30日

仮線への切り替わり部である四ツ木駅の青砥方は、きれいに削られている。


仮ホームに見られる打ちっぱなしの太いコンクリートの柱は、高架線のものと思われるが、ここの部分だけ
工事の最初期から建てられていた。
経年劣化が心配なくらいに建てられてから時間が経っているが、なぜこんなに早く建てられたのだろうか。
トイレだけは旧ホームのものが引き続き運用されている。

青砥駅方面の仮線は、旧線と少し間隔が開いている。

下り線で戻る時に、使用終了した旧ホームを見ると、トイレ部だけは柵が張られている。
去年使用終了となった橋上駅舎への階段を塞いでいた柵を転用したのかもしれない。
この京成立石駅付近が高架化されれば、京成曳舟駅から青砥駅までずっと高架が続き、この区間は踏切が全て
撤去されることになる。
現在、工事区間は仮線路に切り替わってからは、踏切の上下線の間隔が広くなっており、安全上も問題があると
思われる。
方向別に踏切を分割するのかもしれないが、なるべく早く次のフェーズである、上り線の仮ホーム切り替えが
待たれるところである。
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