JR中央線・青梅線12両化工事(1) (2023/03/20)
中央線快速では、現在10両編成で運行されているが、これにグリーン車2両を増結して12両編成で運行を
予定している。
運転区間は東京駅〜大月駅、青梅駅の予定であり、各駅でホームの延長工事が行われている。
12両編成の特急車両が停車するホームがある東京、新宿、立川、八王子などは延長工事は不要だが、
それ以外はほぼ全ての駅で工事が必要だ。
本来なら、全ての駅を取り上げたいところだが、駅数が多いので全ては難しいので、
単にホーム先端を延長するだけの駅は割愛する。
2023年3月18日のダイヤ改正で、青梅線で少し変化があったのでレポートする。
0.青梅短絡線


青梅線は立川が起点となっているが、中央線からの直通電車は中央線のホームに停車するので、
青梅線に入線する時は、通る線路が通常と異なっている。
これがいわゆる青梅短絡線と言われるもので、今回初めて乗る機会に恵まれた。
通常の青梅線とは別の場所を通るので、路線風景も違う。
1.河辺駅

青梅駅の2駅手前の河辺駅は、かつては島式1面2線に留置線のある駅だったが、留置線の1線が旅客化され、
ホームが1面増設された。
既設ホームから増設ホームを見た景色。

増設ホームに下りてみた。
2.東青梅駅

島式1面2線の駅だが、2線のうち下り線を廃止して、ホーム化する予定となっている。
理由は、ホーム前後が踏切となっており、青梅方の単線化する連結器部分を廃止してホームに
充てる必要があるためである。
ここで行われていた列車交換は、隣の河辺駅で行うと思われる。
立川方に設置中の連結器により単線となる。
本格的にホーム延長工事が始まるのは単線化後なので、全12両化工事区間中で
最も着手が遅れている駅かもしれない。
3.青梅駅


以前は1面2線と留置線のある駅だったが、山側にホームを増設し、2面3線となった。
既設の1番線が奥多摩方面、真ん中の2番線が立川方面、新設ホームの3番線は4両・6両編成用の立川方面、
4番線は立川方面折り返し用専用ホームである。
3番線は立川方4両分は柵が設置されている。
増設ホームから見た景色。

既設ホームから増設ホームを見た景色。
ホーム延長工事は他の駅同様に行うが、まだ支柱しか設置されておらず、本格的な工事はこれからだろう。

この駅は、昭和レトロのコンセプトらしく、昔の映画の看板絵が多数掲示されているが、
『鉄道員』はなぜか平成期の作品である。
本日は月曜日なので、青梅鉄道記念館は休館だった。
中央線本線は、12両化工事は完了している駅も見受けられるが、ネックになるのは狭隘な土地で工事している
御茶ノ水駅かもしれない。
すでにグリーン車の納入と試運転は始まっているものの、完成は延期により2024年度以降とされているが、
駅数の多さを考慮すると、まずは特快系列の停車駅を優先して整備するなどが必要になるかもしれない。
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