とうきょうスカイツリー駅立体交差工事(1) (2022/11/28)



 2022年11月27日、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)の立体交差化工事の進捗により、 上り線が高架化されて新ホームへと切り替えが完了したので、その様子をレポートした。

 とうきょうスカイツリー駅は、言うまでもなく東京スカイツリーの最寄り駅だが、 それ以前は業平橋駅という駅名で、かつては特急用のホームも存在した。
 特急用ホームは地平にあったが、そのホームは全て撤去されて現在はスカイツリーの敷地として転用されて、 現在は浅草へと続く島式ホーム1面のみが残っている。
 2012年にスカイツリーができた時にリニューアルして、駅名もとうきょうスカイツリー駅と改称して、現在に至る。


1.切り替え前 2022年11月26日
 曳舟駅からとうきょうスカイツリー駅方面に切り替え前の地上区間を通る。
 翌日には切り替えを控えているので、最小限でも作業で切り替えられるようになっているようだ。

  
  

 とうきょうスカイツリー駅の既存島式ホームの上り乗降口は本日をもって使用終了となるが、下り線は引き続き使用する。
 ホーム以外では、浅草方の正面改札口が本日で閉鎖となる。
 業平橋時代からリニューアルして10年程度しか経たずに廃止とは、少しもったいない気がする。

  

 翌日から使用開始となるホームとその入り口。
 既存のホームから少し曳舟方に移設される。

 


2.切り替え後 2022年11月27日
 別の用事があったので切り替え後初日は行けないかと思ったが、予想よりも早く終われたので、見に行くことにした。
 秋の日は釣瓶落としというので、暗くなる前に行かねばならない時間との戦いだ。

  
 

 浅草方は完全な線路切り替えではなく、なぜか分岐器による切り替えだ。

  
 

 上り専用ホームだが、以前よりも広々としている。
 ホームドア未設置なのは、一部の特急車両も停車するためだろう。
 下りホームが高架化されるまでのつかの間の眺望も味わえる。
 コンコースはまだ工事中の仮設のもので、これから工事が本格化されるだろう。

 

 前日で使用終了となった立派な正面出口は、現在はシャッターが降りていた。
 空きスペースとなったここには何か店舗でも入るのだろうか。
 だけど、改札部分に壁が設置されているだけで別の出入り口からは地上のコンコースに入ることができる。
 コンコースにトイレがあるからだろう。

  

 既存ホームの上り乗降口には、使用終了したので仮柵が設置されていた。
 下り乗降口はまだ使用するので当分存続するだろう。

 今後は下り線も高架化されるだけでなく、下り線の外側にもう1本の留置用のホームまである、2面3線のホームとなる。
 通過線建設前の奥沢駅のような形態になるのだろう。
 往年の規模まで近付く駅となるので楽しみだ。
 そして、下り線についても地上線を仮線への切り替えが、翌2023年1月に実施されると発表された。
 下り線の高架化にも弾みが付くだろう。


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