相鉄・JR直通運転開始(乗車編) (2019/12/13)


 開業初日の11月30日は大変な混雑で、前面の様子を見れなかったので、今回平日に日を改めて再度乗車した。
 この路線は、上下線で路線風景が大きく違う部分が多いので、往復区間を撮影してきた。


1.下り線(武蔵小杉〜西谷)
 平日にもかかわらず、車両先頭には人がいた上に、運転席に近いほうの窓はブラインドがかけられており、 残念ながら前面の様子を撮ることはできなかったので、側面の画像が多くなった。

  
  
 武蔵小杉を出ると、少し先で貨物線に転線し、横須賀線上りの下をくぐり抜けて新川崎駅の横を通過する。
 路線図の上では完全に枝分かれしているように見えるが、トンネルに入るまでは横須賀線と並走し、 事実上の複々線となっている。
 さらに進むと、南武支線の尻手駅方面へとつながる貨物の連絡線が枝分かれする。
 新川崎の新鶴見機関区の廃線となっている空き地を整理すれば、尻手から南武支線を延伸できそうに思える。
 もし相鉄直通線の駅もあれば、一大ターミナル駅に生まれ変われそうだ。
 そして東海道線と並ぶ少し手前で横須賀線の下をくぐり、鶴見川を渡って鶴見駅の脇を通る。
 東海道線と並んでからは、横須賀線はいちばん山側、相鉄・JR直通線(東海道貨物線)はいちばん海側で京急の隣を走る。
 ここにも駅を造る要望はあるものの、線路をうまく整備しないと10両編成のホームを造るのは難しいかもしれない。

  
 京急の生麦駅の付近まで来ると、ここから長いトンネルに入る。
 トンネルの途中で横浜線の菊名〜大口間の真上を通るが、コンクリートで完全に覆われているので、よく分からない。
 第三京浜の下をくぐった少し先で貨物線の下をくぐるためのトンネルを通り、新横浜方面の線路と合流して 羽沢横浜国大駅に到着する。

  
 その先は、しばらくシールドトンネルとなり西谷駅付近で開削工法のトンネルに変わる。
 トンネルを抜ければ、すぐに西谷のホームが見えてくる。


2.上り線(西谷〜武蔵小杉)
  
 ここからは、逆方向に乗って武蔵小杉まで戻る。
 西谷からトンネルに入り、羽沢横浜国大を出ると、先には2つのトンネルが見えてくる。
 右の単線トンネルはJR側からの下り線、その左の複線トンネルは、新横浜方面に伸びる予定で、将来は東急線の日吉まで 続くトンネルで、その左の急勾配の線路がJR方面の上り線だ。

  
 ここを上って貨物線と合流して、長大な貨物線のトンネルに入る。

  
 しばらく下り線と並走するが、新川崎駅付近では、上下線の間に新鶴見機関区があるので大きく離れる。
 そこからさらに武蔵小杉に近づくところで、武蔵野南線(貨物線)のトンネルと分岐する。
 トンネルは梶ヶ谷貨物ターミナルまで続いている。
 梶ヶ谷貨物ターミナルも旅客化できれば、南武線や武蔵野線とも直通運転できそうなものだが、 難しいのだろうか。

 今回の相鉄・JR直通線開業により、一部のおはようライナーなどでしか乗れなかった貴重な乗車経験だった場所だった。
 これから沿線の地域の活性化が始まればいいと思う。


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