JR品川駅 京浜東北線南行 線路切り替え工事 (2018/06/18)


1.切り替え前 2018年6月16日
 田町車両センターが縮小され、この地域では再開発の一環として車両センター跡地に新駅が建設中であるが、 そのためにJR線は経路変更の工事が行われている。
 2016年に東海道線の5番線が使用停止され、上り線が新駅付近に経路変更となって以来の大幅な経路変更だ。
 このたび6月16日終電から6月17日の昼前まで運休し、京浜東北線の南行(横浜方面)も東海道線下り線と同じ位置に変更される。
 その直前の様子を見てきた。
  

 田町駅から、現行線最後の南行の様子を前面から撮影した。
 駅のすぐ先の跨線橋を過ぎると、新旧切り替え地点に差し掛かる。
 その後、京浜東北線の北行が山手線の上をまたぎ、品川駅の前で南行の過ぎ脇を通り、路線別配線となる。
  
 この日で最後となる4番線ホームの様子。
 

 品川駅5番線ホームは、しばらく休止していたが、すでに京浜東北線用に作り替えられてはいるものの、駅名標だけはまだ東海道線用のままだった。


2.切り替え後 2018年6月17日
 この日は日中は池袋に所用があったので、中央線で神田経由で京浜東北線の切り替え後の線路を乗車してきた。
 夕方だったが、陽が長い季節なので撮影もできた。
  

 田町駅の杉崎の切り替え後の線路に入ると、すぐ先には将来の北行の跨線橋が見えている。
 この下を山手線がくぐる点は現行の配線と同じ。
  
 北行が南行が並んだ状態で、建設中の品川新駅のホーム部を通る。
 そのすぐ左には、東海道線上り線がある。
  
 そして右にカーブして京浜東北線として使用再開となった5番線に到着する。
 隣の6番線は東海道線の上りホームなので、上野東京ライン並走区間(横浜〜大宮)で唯一同一ホームで乗り換えが可能な駅となった。
 もっとも方向は逆なので利便性が向上したとはあまり言えない。
 元東海道線15両のホームなので、大宮方5両分は使用しないので柵が設置されている。
 さすがに駅名標も今日からは京浜東北線用に差し替わっていた。
 一応、しばらく使用する予定らしく、ホームドア設置用の穴も存在した。
  

 使用停止となった4番線ホームは、3番線が北行として使用中なので、まだ乗客はたくさんいるが、列車の来なくなった4番線は まだ柵は設置されていない。
 駅名標には、方向を示す矢印状になった部分を申し訳程度にテープを貼ってあるくらいだ。

 ところで、4番線の使い道はどうなるのか、現時点ではあまり情報が出されていないように思われる。
 京急では混雑緩和のために、品川駅の山手線留置線の跡地を使用した地上化と泉岳寺駅の拡幅など大規模な工事が計画されているので 京急に用地を提供するために、山手線は京浜東北線側にホームを移動すると思われる。
 4番線は一時期は停止ししても、時期に北行きとして使用される可能性がある。

 今後の展開としては、京浜東北線北行および山手線内・外回りの新駅付近への線路切り替えがあると思われるが、 新駅〜田町の配線の状態から、残る3線の切り替えはほぼ一括で行われ、今回以上の大規模な運休が予想されるだろう。


>>関連旅行記
 JR品川駅山手線外回りホーム切り替え工事
 高輪ゲートウェイ駅開業
 JR品川駅 京浜東北線北行・山手線 線路切り替え工事
 JR品川駅 京浜東北線南行 線路切り替え工事
 JR品川駅 東海道線 線路切り替え工事


<< Back
Copyright (C) Tekka Tsunamaki 2005 All rights reserved.