東急目黒線8両化工事状況(2020年) (2020/12/30)


 新型コロナウィルスの影響で最近は鉄道工事を見に行くための外出する機会もめっきり減った。
 自分は東急の大岡山駅が自宅の最寄り駅なので、目黒線沿線を人の少ない場所を選んで散歩し、 帰りに電車で帰ってくるという休日を過ごしている。
 そんな中でも8両化工事は少しずつ進展しており、その様子を写真に撮影してきた。
 延期となった東京オリンピックまでに8両化が間に合う可能性も出てきたものの、 工事作業員の感染リスクも心配になってくるので、少しは休ませてあげられないものなのか。

 6月も後半になってからは県外移動の自粛も解除になったので、神奈川県の駅も確認してみた。
 なお、奥沢駅は通過線の工事中のために別の機会に取り上げることにする。

・目黒駅

 白金高輪方(上り/下り)
 10月に入って、ようやくホームドアの撤去が始まり、 12月にはホームドアの設置も始まった。
 車両が停止しない部分の柵は、まだ撤去されていない。

撮影日:2020/10/03


撮影日:2020/12/30


 日吉方(上り/下り)

撮影日:2020/10/03


撮影日:2020/12/30



・不動前駅

 日吉方(上り/下り)
 9月頃になって、隔てる柵が仮設に替わり、翌10月には入ってからホームドアが 設置され、12月現在は停止位置を示す黄ブロックが設置された。

撮影日:2020/09/05


撮影日:2020/10/24


撮影日:2020/12/07



・武蔵小山駅

 目黒方(上り/下り)
 2006年の地下化以来、目黒方のホーム増設予定のスペースは長らく倉庫となっていたが、 3月頃に撤去されて見えるようになっていた。
 11月下旬頃には、ようやくホームドアも設置された。

撮影日:2020/03/28


撮影日:2020/04/12


撮影日:2020/04/19


撮影日:2020/04/26


撮影日:2020/11/27


 日吉方(上り/下り)
 8月頃になってから、日吉方でもホームドアの撤去が始まり、 10月末になると、目黒方よりも少し早くホームドアが設置された。

撮影日:2020/08/08


撮影日:2020/08/29


撮影日:2020/10/31



・西小山駅

 目黒方(上り/下り)
 8月になってから、目黒方の柵の撤去が始まった。

撮影日:2020/08/22


撮影日:2020/08/30


 日吉方(上り/下り)
 日吉方の未使用スペースは、しばらくホームドア設置の穴だけが空いている状態だったが、 12月になると、ようやく既設の柵が撤去されて仮柵に替わっていた。

撮影日:2020/12/13



・洗足駅

 目黒方(上り/下り)
 かなり後になってから気が付いたが、ホームの未使用部の壁がタイル張りされたのは 工事開始になってからだった。
 11月を過ぎた頃に、ホーム床が整備され始めた。

撮影日:2020/09/27


撮影日:2020/12/12



・大岡山駅

 日吉方(下り)
 1997年に8両編成想定で地下化してから20年以上経ち、ついにホームの未使用の部分にホームドアが付けられた。
 確認できている中では、ホームドア増設工事は一番早く始まった。
 8月下旬頃には、しばらく開けっ放しだったホームドアが閉められたので、通電している模様。
 9月に入ってからは、仮柵もホーム先端のみ残して撤去された。
 あとは点字ブロックや筐体へのステッカーの貼り付けなど内装工事がメインだろう。
 目黒線内では最も工事の進捗が早い。
 上り線もほぼ同じくらいの進捗状況。

撮影日:2020/03/18


撮影日:2020/03/20


撮影日:2020/03/27


撮影日:2020/03/28


撮影日:2020/04/12


撮影日:2020/08/29


撮影日:2020/09/11



・田園調布駅

 日吉方(上り)
 地下化したのは1994年なので、日吉・洗足を除けば地下化した時期は最も早い。
 9月に入ると、しばらく撤去されたままの部分にホームドアが設置され、仮柵も撤去されていた。
 進捗度は大岡山駅と同じくらいだ。

撮影日:2020/04/25


撮影日:2020/09/12



・多摩川駅

 目黒方(下り)
 目黒線内では11月を過ぎて最も遅く工事が始まった多摩川駅は、少々構成が特殊なものとなっている。
 日吉方の余剰スペースはホームドアを設置せず、目黒方に2両分を設置する。
 目黒方1両は東横線が副都心線との直通対応で10両化した際の増設部なので、 目黒線にはホームが端までは存在しないので、端部分は増設工事を行う。

撮影日:2020/11/28


撮影日:2020/12/05


撮影日:2020/12/12


 目黒方(上り/下り)
 上りホームは、他の駅と同じようにホーム両端を工事する。
 いずれも12月末の時点では既設ホーム柵撤去まで進んでおり、来年以降ホームドア設置工事が 本格化するだろう。

撮影日:2020/12/19


撮影日:2020/12/30


 日吉方(上り)

撮影日:2020/12/19


撮影日:2020/12/30



・新丸子駅

 目黒方(上り/下り)
 2000年に目蒲線から目黒線になって以来、東横線との並走区間である。
 10月時点では、目黒方のみホームドアが設置された。

撮影日:2020/10/24


 日吉方(上り/下り)
 6月に既設の柵の撤去が始まった。
 12月時点では、まだホームドアは設置されず、準備工事のままとなっている。

撮影日:2020/06/21



・武蔵小杉駅

 目黒方(上り/下り)
 10月からホームドア工事が本格的に開始された。

撮影日:2020/10/03


撮影日:2020/10/17


 日吉方(上り/下り)

撮影日:2020/10/03


撮影日:2020/10/17



・元住吉駅

 日吉方(下り)
 目黒線が2008年に武蔵小杉から日吉まで延伸したときに使用開始となった。
 日吉方に2両分の余白がある。
 7月に入ると、柵の撤去も始まり、9月に入ると、ホームドアも下りも日吉方の7両目のち8両目にも設置され、 9月も末になると上りの7両目にも設置された。

撮影日:2020/06/21


撮影日:2020/07/05


撮影日:2020/09/19


撮影日:2020/09/27



・日吉駅

 横浜方(下り)
 地下化したのは1991年なので、洗足を除けば最も古い地下駅である。
 現在目黒線が使用している内側2線はかつては日比谷線が使用し、 優等列車の通過待ちが行われていた。
 東急新横浜線の工事のため、留置車両が駅の構内に食い込んで停車している。
 現在は留置線は既に完成しており、夜間のみは留置が始まっているようだが、 日吉駅部ではそれ以外は目立った進展はない。

撮影日:2020/06/21
 

 目黒方(下り)
 仮設のホームが増築されている。
 現在、東横線は10両分のホームがあるが、目黒線は分岐器があるので、 目黒方にはみ出して停車することになるのだろう。
 相鉄との直通後は分岐器を撤去し、この仮設ホーム部も撤去するのだと思われる。

撮影日:2020/06/21


 横浜方(上り)
 横浜方の留置されている脇にも床が増設されていたので、 ホーム増設かと思ったが、電気設備の施設のようだ。

撮影日:2020/06/21


撮影日:2020/12/30


 目黒方(上り)
 こちらも仮設でホームの増設工事が行われている。

撮影日:2020/06/21



 12月30日時点で、目黒線は全ての駅でホームの8両化対応工事が始まり、 目黒、不動前、武蔵小山、大岡山、田園調布、元住吉でホームドアの設置が完了している。
 奥沢、日吉を除いては全ての駅で来年3月までに工事が完成すると告示がされており、 工事内容の特殊な多摩川は来年9月までとなっている。
 来年以降春までにほとんどの駅でホームドアの設置が完了するだろう。


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