東急目黒線奥沢駅通過線設置工事(上り新駅舎使用開始) (2022/02/26)
東急目黒線の奥沢駅では、2023年3月の相鉄との直通運転に備えた輸送力増強のために、
上り線に通過線を設置することが2018年に発表された。
旧目蒲線時代から折り返し用のホームであった3番線は廃止され、2020年に2番線は仮設化された。
駅舎は上下線に別々に設置されており、上り改札口は工事進展のために取り壊され、
かつてバーミヤンがあった場所に仮設の改札口が設置された。
ホーム切り替えに先立ち、新駅舎が2022年2月26日に使用開始となった。
上り線のみ新3番線で急行の退避が行われる予定のため、踏切の遮断時間が長くなる対策として、
上下の駅舎を繋ぐ跨線橋も設置された。(跨線橋は改札外)
1.上り駅舎切り替え前 2022年2月25日


2月26日から使用される跨線橋と上り駅舎は、もう暖かい色使いの明かりが灯っていた。
切り替え間際なので、仮柵を撤去するだけで使用可能なまでに工事は進んでいる。

去年1月31日から今年2月25日までで使用終了となる仮設の駅舎の様子。
解体されたら何か店舗でもできるのだろうか。
2.上り駅舎切り替え後 2022年2月26日

一夜明けて2月26日に新駅舎の下り側から跨線橋を登ってみた。
階段は踊り場を多めに設置して、バリアフリー対応のためにエレベータも完備されている。
跨線橋は駅ビルの地上3階にあり、2階と3階には来年度から店舗が順次オープンするとのことだ。
2階は工事中のためにエレベータではまだ降りることはできない。

跨線橋は電車が一望でき、眺望性にも優れているので電車の撮影スポットとしても秀逸だ。
上り側は少々広々としているので、自販機や売店を置けば良さそうだ。

上り最上階からは車両基地への眺めも抜群で、8両編成が停止しているとすぐに分かる。
上り駅舎には2階はなく、下の改札口付近が見える。

使用終了となった仮設改札口は柵が貼られており、解体後はバーミヤンのような店舗が復活するのだろうか。

ホームまでは通路を曲がらずに進むことができるので、ホームが急に近くなった気がする。
それにしても、下りホームは目黒方にホームを増設するだけで新設はしないので、下りの駅ビルは旧目蒲線時代のままの
ものを今後も使用することになるわけだが、上下線の駅舎の築年数の差は軽く40年を越えているだろう。
また、下りホームには現在トイレが設置されていないので、こちらも新たに設置してほしいところだ。
車両基地があることを除けば、それほど駅の規模は大きいものではないが、今回の改修工事で展望施設としても秀逸な跨線橋が、
この地域のちょっとしたランドマークになるのかもしれない。
上り新ホームへの切り替えは、この日から2週間後の2022年3月12日のダイヤ改正日に予定されている。
>>関連旅行記
東急目黒線日吉駅停止位置変更
相鉄・東急直通運転開始
都営三田線8両化工事状況(2019年〜2022年)
東急目黒線8両化工事状況(2022年)
埼玉高速鉄道8両化工事状況(2020年〜2022年)
東急目黒線奥沢駅通過線設置工事(上り新ホーム・通過線使用開始)
東京メトロ南北線8両化工事状況(2020年〜2022年)
東急目黒線奥沢駅通過線設置工事(上り新駅舎使用開始)
東急目黒線8両化工事状況(2021年)
東急目黒線8両化工事状況(2020年)
<< Back
Copyright (C) Tekka Tsunamaki 2005 All rights reserved.